出版プロデュース 谷口令
文 みさき ひかる
宮城県生まれ。聖和学園短期大学保育科卒業後幼稚園
に 20 年以上勤務。少人数幼稚園の良さをいかし一人
一人に寄り添う保育を心がけて歩む。一女の母。
絵 マナティ
東京生まれ。1988 年留学の為渡米。永住権を取得し
14 年間アメリカでイラストレータとして活動。2002 年東
京に帰国後、2017 年熊本へ移住。書籍や広告の仕事
のほか “ 繪処 ” としてアート雑貨を制作・販売。2019 年
「まよなかのびようしつ」「すもものももがたり」を出版。
インタビューワ 谷口令
著者として新たな一歩を踏み出したみさきひかるさんに、出版にまつわるエピソードをお聞きしました。
谷口 出版したきっかけ(出版を決心した)はなんだったのですか?
みさき 子供が不思議なことをつぶやくのでよくメモしたり,育てにくいと感じる我が子の育児の中で気づいたことを日記のように書いたりする中で言葉を綴ること好きだなということとに気づきました。それから幼児教育に携わる中でも何か伝えたいメッセージみたいなものが浮かんできてそれを形にしたいなと。
私の人生が平坦な道ではなかったので、その都度落ち込んだ時や、何か迷った時に本の言葉に支えられてきました。子ども達に関わる中で教えてもらう気づきや、子育ての悩みをどう乗り切っているかなど,今度は少しでも誰かのお役に立てることないかなと思ったこともありました。
谷口 出版してよかったことはなんですか?
みさき 悩んで悩んで、でしたし、特別な方とかすごい先生みたいに何かやっている方とか、普通の私が!と思ったんですけど、でもやっぱり出してよかったな。必要な方に届いていて出した本の中で励まされたとか涙流して大事なことに気づけたなんて言ってもらえると、やってよかったんだなと思いました。
谷口 素敵ですね。私もよく読み返しているんですけど、読むたびに違うし
みさき ありがとうございます。なんかそうみたいですね。
谷口 まさに今、女性たちそのものの人生の悩みが本の中で解決できるのではないか
みさき どちらかというと子供より大人が読んで大切なことに気付いたといってもらえるのが多くて
谷口 やっぱり。私もそう思う。
みさき その同じ目線でみる家の方だったり、周りの大人にそういう方が増えれば子供たちにも届くのかな?今すぐではなくても…と。
谷口 絶対そうですよ。女性が○○をしたらそこから結婚して子供に伝えられるじゃないですか。
みさき 本当にやってよかったです。
谷口 出版したことで自分の人生がどう変わりましたか?
みさき 私は変わっている最中なんだなとすごく思うのですけど、やりたいことをなんでもやっているうちに、自分の思い描いた人生を作れるんだなということと
先生の言葉ですごく好きなんですけど「自分の運を動かす力は自分の中にあります」
本当にその通り、なにかやっぱり運のよくなる体質に変わってきているのかな。
谷口 うわ!なんてうれしいこと言ってくれるの。本当そうですよね。
みさき 知らないときより知った後の方が明らかに運はよくなっています。
谷口 自分で運がよくなったと思ったら、もうそれは最高なことですね
みさき そうですね
谷口 私もいつも自分は運がいいと思ってます みさきさんもそうなりつつありますね!
その上で、これからの夢はなんんでしょう?
みさき 絵本とか文章を書く仕事はしたいのと、子供や家の人がホッとする居場所作りをしたいです。
谷口 みんなそう思うみたい。今回みんな初めて本を書く人たちが多くて、やっぱり作家になりたい。これがひとつのキッカケになっているのは素晴らしいと思います。
谷口 これから出版する人へのメッセージをお願いします
みさき たぶん私だけでなくすごく迷われたりとか自分なんかが本を出していいのかなと思う方もいるのではないかと思うのですけど、やった先にしか見えない景色があります。
経験しなければ分からないので。迷っているならもったいないのでやった方がいいかなと。
谷口 すごい!その言葉をみさきさんから聞けるなんて、すごい嬉しい!!ずっと迷っていたからね。
谷口 今まで一番感銘を受けた本はなんですか?
みさき 1番はすごく難しいですが、幼児教育学ぶ中で出逢った「センス・オブ・ワンダー」というレイチェル・カーソンさんの本です。自分も自然が大好きでほっとしたり、何度も心が救われてきました。自然の偉大さや感じる心にふれる絵本をだしたいと思うようになりました。すごく大きくでましたが…
谷口 素敵!
みさき 本の知ることは感じることの半分も重要ではないという言葉に惹かれ
谷口 まさに、みさきさんの出された本と同じじゃない
みさき 大変おこがましく、それを一つの形に出来たことを、そこまでではないけれども、それにふれることが出来たなとうれしく思います。
谷口 素敵ですね。
谷口 次はどんな本を書きたいですか?
みさき 今回の本は、大人向きだったかなと思うので子供たちがお話しの中に入り込めるような、ワクワクしたり、夢があったり、心が動く本や絵本を作れたらいいなと思います。
谷口 絵本のイラストが出来上がった時いかがでしたか?
みさき イラストレーターさんがどんな人なのかという不安もありましたが、本に対する思いとか、どんなふうにしたいとか、なぜそうしたいかという思いも聞いて頂いて
優しくて温かい絵を描いて頂けたので、私のイメージする絵に近づけるように、といってくださって本当にそうしてくださったので有り難かったです。
谷口 子供との接し方で一番大切なことはなんですか?
みさき 私が思うには、子供と同じ目線で世界を見たり心に寄り添ったりすることかなと思います。
谷口 心に寄り添う。なかなか無いですよね今ね。びっくりするような事件が起こったりして。
みさき 本当ですね。幼稚園の先生たちの働きを考えると様々な現場の課題の中難しさはあるとは思いますが。
本当にひとりひとり違うので、それぞれの子に支援や援助があるので個々に応じた心で伝わる接し方が大事かなと思います。これは私の言葉ではないですが、「オーダーメイド」というか。
谷口 「オーダーメイド」というのね。
みさき 支援でいうことがあります。例えば発達が気になるお子さんでも全く同じはなく、ひとりひとり違うのでそれぞれに応じた援助とかです。集団の育ちや個の育ちがあると思いますが、みんな一人一人がよりよく成長するよう寄り添うこと、内面をみること、どのお子さんにも変わらず大切だと思います。
谷口 本当の出版されて人生がかわりましたね。これからも応援します!
今日はありがとうございました。